【実践家計簿術】節約と効果的な支出のコツ

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この記事の要約

節約をして家計にゆとりを持たせたいと思っても、何から始めればいいかわからないという人は多いでしょう。「節電する」「買い物を我慢する」など、無理な節約を続けても長続きしません。節約を続けるポイントは、できることからコツコツ始めることです。

まず、家計のお金の流れを把握し、見直しが必要な固定費がないか確認します。固定費の見直しは節約効果が高く続きやすいのがメリットです。また、先取り貯蓄で確実に貯蓄できる習慣をつけることが大切です。

冷蔵庫の中を空にし、買い物の回数を減らすことで、無駄買い防止になります。賢く買い物をして節約に繋げましょう。

最後に、必要な支出と不要な支出の見極め方は「なくていいものか」です。将来的に必要な支出は残し、衝動買いなどの不要な支出を減らすことでお金は貯まります。

今から始められる3つの節約方法

節約をして家計をうまくやりくりしたいと思ったとき、何から始めるべきか悩む人がいるかもしれません。無理に支出を減らそうとすると、ストレスとなり節約が続かないでしょう。ここでは、今から始められる3つの節約方法をお伝えします。

お金の流れを把握する

節約する上で大切なことは、家計のお金の流れを把握することです。何にいくら使っているのかがわかると、支出の多い項目が見えてきます。

家計簿をつけるのは面倒という方は、家計簿アプリの利用がおすすめです。クレジットカードや口座と結び付けられるアプリもあり、お金の管理がしやすくなります。また、日々の収支がグラフで表示されるので支出の変化に気付きやすいこともメリットです。

先取り貯蓄をする

先取り貯蓄とは、毎月の給与からあらかじめ決めた金額を先に貯蓄する方法です。給与から生活費を払い、残った分を貯蓄に回すという人は多いと思います。しかし、残った分を貯蓄に回すつもりが、月末にはほとんど残っていなかったということも起こりえます。

そこで、先取り貯蓄をして残ったお金で生活する習慣をつけることが重要です。貯金ができないと感じているなら、毎月決まった日に一定額を自動的に貯蓄用口座へ積み立てる自動積立定期預金が便利です。

定期預金などで貯蓄することに慣れてきたら、つみたてNISAや iDeCoなどを検討してみるといいでしょう。

固定費を見直す

支出の割合が多い固定費を見直すと、節約の効果が高くなります。例えば、スマホを大手キャリアから格安SIMに乗り換えるだけでも大幅に支出を減らすことができるでしょう。

生命保険の場合、マイホームの購入や子供の独立といった生活に変化があったときに見直すことで、保険料の払い過ぎを防ぐことができます。

他にも、「電気・ガスのセットプランにする」「住宅ローンの乗り換えを検討する」などの固定費を見直す方法があります。

初めは面倒でも、固定費を一度見直せば節約効果が続きやすいので、ぜひやっておきたいところです。

賢い買い物のテクニック

「ついつい衝動買いをしてしまう」「セール品につられて不要なものを買ってしまう」という悩みはないでしょうか。ここでは、賢く買い物をするための2つのポイントをお伝えします。

  1. 1週間に1回冷蔵庫を空にする
  2. ポイントを活用する

冷蔵庫を空にすることで、買い物の回数が減り、無駄な食材を買わずに済みます。また、1週間で食材を使い切ることを目標にすることで、食費の予算設定がしやすくなります。1週間を目安に買い物の予算を決めて、その範囲内で買い物しましょう。

2つ目のポイントは、ポイントを活用することです。ポイントカードをよく利用する店だけに絞ると、ポイントが貯まりやすくなります。

節約を意識して買い物をするなら、予算の範囲内でチャージして使えるプリペイドカードが便利です。また、クレジットカード払いでポイントを貯め、ポイント払いで買い物をするという方法もあります。

必要な支出と不要な支出を見極めてお金を貯める

節約上手になってお金を貯めるには、必要な支出と不要な支出を見極める必要があります。以下は、必要な支出と不要な支出の例です。

必要な支出

不要な支出

住居費
教育費
NISAやiDeCoなどの積み立て
医療費

            など

衝動買いしたセール品
使っていないサブスクリプション
ゲーム・アプリの過度な課金

            など

 

必要な支出と不要な支出の見極め方は、「なくてもいいモノか」です。例えば、教育費や医療費の準備のために出すお金は将来のために必要な支出といえます。少額でも毎月積み立てている定期預金やNISAも、10年後・20年後の生活には必要なお金です。

一方で、衝動的な買い物や過度なゲームへの課金等などの支出が多いと、節約が難しくなってしまいます。

上記の例以外にも、自分の収入や目標貯蓄額と比較して払いすぎている固定費があれば見直しが必要です。「毎月のスマホ代は高くないか」「保険料は払いすぎていないか」などを確認し、できるところから節約を始めましょう。

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