この記事の要約
この記事では、ほけんの窓口について以下の通り解説しています。
- 会社概要とサービス内容
- 相談できる内容
- 実際の口コミ・評判
- FP目線で見るメリット・デメリット
ほけんの窓口は、顧客のニーズに合わせた保険商品の提案を行う、保険募集代理店です。病気やケガ、死亡や働けなくなってしまった場合のリスク等に備えるため、保険への加入を検討している人は多いでしょう。
しかし、保険の種類は多く「自分に合う保険がわからない」といった悩みを抱えている人が多いです。そういった人に対し、窓口となって保険の提案を行います。そのため「ほけんの窓口」という名前でサービスを提供しています。
ほけんの窓口は、保険の専門家であり保険に関する専門的な知識に加え、さまざまな顧客ニーズに合わせた提案を行えるプロフェッショナルです。保険に関する悩みや、今後起こり得るリスクに備えられる保険商品を知りたい、といった場合に相談できます。
この記事では、ほけんの窓口のサービス内容や口コミ評判、第三者のFP目線で見る「ほけんの窓口のメリット・デメリット」について紹介しています。これからほけんの窓口への相談を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
ほけんの窓口の会社概要とサービス内容
ほけんの窓口の会社概要
運営会社 |
ほけんの窓口グループ株式会社 |
設立 |
1995年4月 |
資本金 |
5億円 |
代表取締役 |
猪俣 礼治 |
所在地 |
〒100-0005 |
ほけんの窓口の運営元は「ほけんの窓口グループ株式会社」です。同社は、上場企業でもある伊藤忠商事株式会社と2014年に資本・業務提携を行いました。2019年10月には伊藤忠商事株式会社の連結子会社となっています。
ほけんの窓口が提供している主なサービスは「保険の提案」です。また、全国各地に店舗を構え、来店型の保険ショップとして業務を行っているのが特徴です。
ほけんの窓口での相談料は無料ですが、保険契約を前提とした提案を行っています。そのため、「保険を見直したい」「今後起こり得るさまざまなリスクに備えたい」といった、ニーズを持っている人の相談先です。
ほけんの窓口に相談できる具体的な内容
ほけんの窓口は、その名の通り「保険を提案する窓口」がメイン業務です。そのため、相談できる具体的な内容は「保険の相談」です。たとえば、以下のような相談ができます。
- ライフイベント発生時に「今後のリスクに備えたい」
- 老後資に備えたい
- 保険を見直したい
- 教育資金に備えたい
基本的には、保険契約を前提として相談をする窓口です。ただ、保険に関する知識が全くない人でも「〇〇のリスクに備えたいのですが…」といった相談も可能です。保険商品でリスクヘッジできる場合は、ほけんの窓口で相談に乗った上で適切な保険商品を提案してくれます。
そのため、「保険は関係ないけど、FPにお金の相談をしたい」と考えている人はその他のサービスを利用したほうが良いでしょう。
ほけんの窓口の良い口コミ・悪い口コミ
ほけんの窓口の良い口コミと悪い口コミを紹介します。
ほけんの窓口の良い口コミ
ほけんの窓口に関する良い口コミとして多かったのは、以下の通りです。
- 初めて保険加入を検討している人でも相談しやすい
- 代理手続き等も行ってくれるので助かる
ほけんの窓口に関する口コミとして多かったのは、上記の通りでした。中でも「初めて保険加入を検討している人でも相談しやすい」といった口コミが多数ありました。
保険はさまざまなリスクに備えるために必要な保障であり、多くの人が加入しています。しかし、ほけんの種類や自分に合う商品がわからないという人も多いのが現実です。そういった中で、丁寧かつ親切に教えてくれる窓口があれば、安心できるのではないでしょうか。
ほけんの窓口であれば、保険の知識が全く無い人に対してもわかりやすく提案をしてくれるため、敷居が低く相談をしやすいです。
また、ほけんの窓口で加入した保険の場合、その後の手続き等を代理してくれます。たとえば、引っ越しをした際の住所変更手続きや、各種書類の再発行、保険金請求時の請求書を保険会社に代わって契約者に送付してくれます。
そのため、「保険のことで何かあったら、ほけんの窓口の担当者に相談をすれば良い」というのが特徴であり、良い口コミとして多数ありました。
ほけんの窓口の悪い口コミ
ほけんの窓口に関する悪い口コミとして多かったのは、以下の通りです。
- 相談する際は時間がかかる…
- 担当者の知識にムラがある…
ほけんの窓口に関する悪い口コミとして多かったのは、上記の通りです。まず、「相談時間が長い…」と感じる人が多くいました。1回目の相談で1時間〜2時間程度、保険契約までに複数回の面談が必要となります。
時間がかかる理由は、全く知識のない人に対して保険商品の説明を行って必要性を理解してもらうためです。必要・不要の判断は、あくまでも契約者本人に行ってもらう必要があります。
トラブルを避けるためにも、しっかりとお話をする必要があるため、時間がかかるのは仕方ないことと理解されたほうが良いでしょう。
そして、次に多かったのは「担当者の知識にムラがある」というものでした。ほけんの窓口で取り扱っている保険会社の数は40社以上です。さらに、各社いくつもの保険商品を販売しているため、中には「知識不足」が露呈してしまうことがあるかもしれません。
もし、担当者に不満を感じているのであれば、変更を申し出たり他の相談窓口を利用したりされたほうが良いでしょう。
FP目線で見る「ほけんの窓口」のメリット・デメリット
ほけんの窓口のメリット
ほけんの窓口のメリットは、以下の通りです。
- 取り扱い保険社数が多くて比較検討しやすい
- 店舗に行かなくてもオンライン面談が可能
ほけんの窓口で取り扱っている保険社数は、生命保険および損害保険の合計で40社以上です。各社の中でもさまざまな保険商品を販売されているため、一人一人に合った保険商品の提案が可能です。
また、異なる特徴を持った保険商品を複数提案してもらうこともできるため、本当に自分に合った保険、自分が納得できる保険に加入できる可能性が高いでしょう。
そして、ほけんの窓口は店舗を構えており、基本的には予約して来店してから相談をするのが一般的な流れです。しかし、オンライン面談にも対応しているため、「近くに店舗がない」「小さい子どもがいるため、長時間の外出・相談は難しい」といった人でも安心です。
ほけんの窓口のデメリット
ほけんの窓口に関するデメリット
- FPへの相談ができるとは限らない
- 保険分野外の相談ができない
ほけんの窓口は、あくまでもライフスタイルに合わせた保険の提案を行う会社です。そのため、FP資格を有していない人も多数在籍しています。担当者次第では、FPへの相談はできない点に注意が必要です。
ただ、FP資格を所有していない担当者であっても、保険に関する専門的な知識を持ち合わせている人ばかりです。そのため、保険に関する相談をする分には、大きな問題はないでしょう。
そして、ほけんの窓口は「保険商品の提案」を行う会社であるため、専門分野外の相談ができません。たとえば、相続や資産継承、住宅ローンといった内容の相談は受け付けていません。
また、老後資金準備といった分野でも、養老保険や個人年金保険といった保険商品の提案はできます。しかし、iDeCoやNISAといった分野は相談に乗ってもらえても、提案をされることはありません。このように、専門分野以外は対応されない点に注意してください。