【20代 男性 お金の悩み】収入も低いし、貯金できない。

20代は学生から社会人になり収入が増える一方で、引っ越しや結婚など何かとお金がかかる年代です。

「自分と同世代の人はどんな悩みがあるのだろう」と考える人もいるでしょう。

この記事では、20代男性が抱えるお金の悩みとして多いものをお伝えします。

20代男性のお金の悩みやFPのアドバイスについて確認し、自分のライフプランニングに活かしていきましょう。

目次

20代男性が抱えるお金の悩みで多いものは2つ

20代男性のお金の悩みで多いものは、「貯金ができないこと」と「収入が低いこと」の2つです。20代が貯金ができない理由として「ゲームに課金してしまう」「多くのサブスクを利用している」など、意識せずにお金を使ってしまうことが挙げられます。

1回の出費が少なくても、散財が続けば出費は多くなります。欲しいものは本当に必要なものか、使っていないサブスクはないかなど収支の把握をすることが大切です。

また、「貯金をしたいけど、収入が低くて思うように貯金できない」と感じる20代男性も多いようです。さらに、「収入も増えないし副業禁止の会社なので、今の生活を続けることで精一杯」という人もいます。

以上のことから、20代男性の多くは、収支の把握が上手くできておらず、現在の収入面に不安を抱えていると言えます。20代は自由にお金が使える独身が多い世代です。20代のうちに貯金するクセをつけておくことで、30代からの資金計画もしやすくなるでしょう。

28歳男性の相談内容と収支の内訳

ここでは、28歳男性会社員の相談内容と収支の内訳データを例に見ていきましょう。以下は、相談内容と収支の内訳をまとめたものです。

相談内容

  • 思うように貯金できないのが悩み。毎月3万円は貯金したいと思っている。
  • 資産運用を始めたいと思い始めているが、何を選べば良いかわからない。
  • 37歳まで毎月2万円払う養老保険に加入しているが、本当に必要なのか知りたい。

収支の内訳

  • 収入25万円 年間ボーナス75万円
  • 支出22万円
  • 貯金60万円
  • 養老保険に加入 毎月2万円の保険料
  • 投資商品は購入していない

私は現在28歳で、大学を卒業してから今の会社で働き始めたので勤続6年目です。貯金をしたいと思っていますが、衝動買いをしてしまうことがあり、なかなか貯められません。半年前に車を5年ローンで購入し、毎月3万円支払っています。車のローンのボーナス月の返済額は5万円です。

今までは、年間75万円ぐらいのボーナス支給がありましたが、業績が悪いため、今後の支給額は減るかもしれません。また、ボーナスの支給は冬季のみです。

私は一人暮らしをしており、家賃などを含めると毎月22万円ほどの支出があります。貯金がないため、病気になると金銭面で不安だと感じ、1年前に保険に加入しました。37歳で満期200万円が受け取れます。しかし、毎月2万円の保険料を37歳まで払っていかなくてはならず、支払いが続けられるか不安です。

現在の生活資金にも不安がありますが、将来のことも心配です。そこで、資産運用をしたいと思っていますが、何から始めたら良いかわかりません。

私の目標は、毎月3万円は貯金することです。しばらく結婚の予定はありませんが、20代のうちに趣味や娯楽を楽しみたいと思っています。現在の生活と将来のために、アドバイスが欲しいです。

28歳男性相談者に対するFPからのアドバイス

28歳男性相談者に対するFPからのアドバイスは、次の2つです。

  1. 支出を減らし、貯金する癖をつける
  2. 保険の見直しを検討する

アドバイス1つ目は、支出を減らし、貯金する癖をつけることです。衝動買いをしないようにするには、家計簿をつける方法が有効です。家計簿をつけることで、収入と支出を「見える化」できます。

また、「毎月3万円は貯金したい」という目標は、実現可能だと思います。貯蓄目標を叶えるために、自動積立定期貯金の利用を検討してください。毎月一定額が自動的に預金口座に積み立てられていくので、つい使ってしまう人でも確実にお金が貯められます。

資産運用は貯蓄するクセがついてから始めましょう。まずは、生活防衛資金と言われる3ヶ月分の生活費を貯蓄してください。まだ20代ですので、目標額の貯蓄ができるようになってから、毎月5000円くらいでつみたてNISAやiDeCoを始めても遅くありません。

アドバイス2つ目は、保険の見直しを検討することです。現在加入している保険を37歳まで続けた場合、総額で240万円支払うことになります。つまり、満期の200万円よりも多く支払うことになります。よって、払い続けられるか不安なのであれば、傷が浅いうちに解約してしまうのも有効です。

相談者さんは健康保険に加入しているため、高額療養費制度が利用できます。高額療養費制度を利用すれば、自己負担額は9万円くらいとなるため、医療保障は最低限で構いません。差額ベット代や個室代などを考えても日額5,000円程度の医療保障があれば十分です。

現在加入している保険を解約するのであれば、掛け金の安い医療保険に加入すると良いでしょう。掛け捨ての保険の保険料は、相談者の年齢であれば2,000円程度です。保険の見直しで余裕ができたお金を貯蓄や資産運用に回せば、将来の準備もできます。

関連記事

目次